14.シェフの無駄話はスキルだ

今なら本当の意味でわかる気がするなぁ。


いや わかりかけてきた気がします。

”シェフの無駄話”(と言ってすみません)

割とパティシエの中ではわかっていた方ではあったと思うんですがね。ワタシワ。

勤務していた時も


それ関係ある?という話を延々と続ける。

業者さん相手に。


友達なら感情的にはわかるわけです。逆にね

懐かしい話 とりとめのない話 子どもの話に仕事の話。

久しぶりに再会したりしちゃぁそりゃぁ忙しい合間縫ってでも、今しかできないそんな話をどうぞしちゃってくださいと

そんな気持ちも実感としてわかるわけですから(人間だものw)


でも業者さんって ましてや問屋さんともなると

一応こっちがお客さんな訳で

なんで この忙しいのに業者さんに仕事の手を止められて

時間が潰されなきゃいけないんだと


こうなるわけです。特に若いスタッフ的には

まぁ確かに 本当に忙しい時はそれでも ”ちょっと〜もうっಠ_ಠ”

とはなりますが。


まぁなんというか 一つ一つが勝負だったりもするわけです。

そんな大そうなものではないんだけれど



仕事以上のものがあるといいますか。

そこがある意味個性でもあり、力量とも言えてしまうのです。

そんなものが少なからず この”無駄話”にはあるのではないかと 思うのです。


無駄話どれだけできるか。どれだけ引き出せるか。それってスキルだと思った。


仕事。ビジネス。

確かに現金でイコールなことってたくさんあります。


結婚式や旅行のプランしかり、住宅だってそう。

オプション的に ”これをつければいくら” ”いくら出せばこれ”

確かに明確 明白です。

でも”人間だもの”


人対人で仕事をしていくって そうじゃないものが

あると思うんです。そんなことを感じます。


建築家の話していても思うけれど 自分のことをとって考えたってそう


代金ってある もちろんそこに対する責任もある。


そんなことは大前提で そこに想いとか 関係とか 個性っていうか

そんなものが乗ってくる


そんなものを積み上げていって


いい仕事してもらうって

大事なことだと思う。


単純に損するとか得するとかそんな話ではなくて

きっと回り回って

いい仕事ができるんだと思う


相手も自分も。

何一つ完成されている物事なんてないんだから。


お互い様。です。

それにね!まだまだ若造!圧倒的に勉強させてもらうことが多いんですから!


にしても 大前提で自分がちゃんと勉強してるって大事。

本当に大事!そしてそれは常に進行形じゃなきゃだめだと思う。


やることいっぱいあるな!進むべき道(朝ドラ風にいうと)はまだ今作ってる途中やけど。

ちゃんと作っていこう。



今日は業者さんとお話しさせてもらった。

良い関係が作って行けたらと思う。

結婚したけどお店がしたい!〜パティシエール開業ブログ

熊本で開業することを決めるもフランスから帰ってきたタイミングでプロポーズ→結婚。私だけの人生ではなくなった。それでも積み上げてきたことを社会に生かすのは ある意味義務だとも思うのです。人生とは選択の連続だ。

2コメント

  • 1000 / 1000

  • あいさん

    2016.11.15 02:10

    @門前有難しいですね!笑。 でも馬もたまには自由にさせた方が健康的ですし元気に荷物を運んでくれる!?やはり何事も中庸が大切ですね! 締めるところは締めて。自由な部分は自由に遊ばして、そうやって充実の人生が紡がれていく。 人間だもの。だとしみじみ感じます。
  • 門前有

    2016.11.12 16:14

    無駄の 駄 とは馬が運ぶ荷物のこと! 荷物を運べば 駄賃 がもらえる!荷物を運ばず馬を歩かせると 無駄飯 を与えなきゃならない。 時には、荷物を下ろして”無駄”にする。 そういう潔さも必要なのさ! おそらく、一つの人生を貫いていく上で、そうした”無駄”と思える時間こそが、力となり、希望となり、後から振り返ったとき、最も輝いて自分の心に蘇る、そういうものであってほしい。byシェフ